「私たち、姉妹(きょうだい)になったの」(園便りNO.12)

on 12月 19日, 2016

 二人の子ども同士の出来事を紹介します。7月から、ずっと悩んできた二人の子ども同士がいました。すごく意識し合いながら、決して許せない、もとに戻れない。二人はずっと苦しみ合いました。その間、赦すこと、愛すること、平和であることを考え抜き、様々な葛藤を乗り越えた二人が、半年後のある日、「姉妹(きょうだい)になったの」と伝えてくれたのです。感動的な瞬間でした。本人たちが一番苦しかったはずですが、私もそばで見ていて、なんて苦しかったことでしょう。親なら、もっと苦しかったはずです。でもお母さんは、じっと耐え、見守り、思いを支えてくださいました。様々な葛藤を乗り越えた時、私が想像した以上の輝きを見せてくれました。自信に満ちた姿、明るい表情、積極的な発言、やさしさの分かち合いなど、まぶしいほどです。こんな幼い子からも、逃げずに苦しみに耐え、向き合い、じっくりと考えれば、必ず明るい世界が待っているということを教えられるのです。二人は、「自立した友だち関係」を楽しんでいます。
 2学期が終わろうとしています。同時に、今年2016年も終わろうとしています。人生は速いなーと、つくづく思います。「我が子は、予想通り、思ったように育った」というお母さんはおられるでしょうか。もしくは、「うちの子も、友だちとのことで悩んでいるので、解決できるように、よく見てください」と言われるでしょうか。親ですから、願いはたくさんおありでしょう。しかし、これまでの子育ての中で、「予想外の子どもの育ち」にこそ、私たちは感激させられたはずです。友だちとのことで悩み始めた我が子に、安直な解決を求めてしまうのは愚かなことです。その苦しみの中には、これから生きていくためのエキスがたっぷり詰まっているのですから。大切なのは、大人が事実を理解した上で、じっくり待つことです。幼稚園は、友だちの中で生活し、「生きる力」を身につける教育の場です。大人が、感情的になったり、見栄えだけを気にしたり、ただただ楽しい生活をさせてあげる場ではありません。厳しさの伴った愛情たっぷりの中で、満足感と達成感とユーモアにあふれた一日一日を、大切に過ごすことを重ねさせることが大事なのです。2歳には2歳の葛藤があり、3歳には3歳の、4歳には4歳の、5歳には5歳の葛藤があります。みんな、小さい山、大きい山を乗り越えて、一年が終わるのです。来年も、予想外の我が子の成長に、心から喜び合えるお互いでありたいものです。

1月 行事予定

18日 始業式
19日 わくわく開始
24日 餅つき
25日 なにぬねのの日
26日 避難訓練
27日 新入園児面接日
31日 誕生会