学級の様子 こどもフリーマーケット編 ~ゆり組~

学級の様子 こどもフリーマーケット編 ~ゆり組~

on 12月 12日, 2019

 学級懇談会の朝。「今日、ゆりのお母さんたち来るよね?子どもフリーマーケットで、輪ゴムを飛ばす銃みたいのを作りたいのだけど、靴下をかける、プラスチックのところが欲しいんだ。お母さん達に伝えてくれる?」と、Jくん。「子どもフリーマーケートって???」と、詳しく聞いてみると、生活発表会とお母さんたちのフリーマーケットが終わった後に、「子どものフリーマーケットをやりたい」ということでした。生活発表会の活動で、研究まっしぐらの大忙しの中でも、先を見通した計画に驚きました。早速、朝の集まりで、ゆりの仲間たちに、プラスチックを集めるという呼びかけをし、学級懇談会の中では、私から、ご協力をお願いさせていただきました。回収箱も、玄関に設置され、ゆりの友だちからも、「Jくん、持ってきたよー!」と、少しずつ集まり始めました。
生活発表会の大きな達成感の後、楽しみにしていたお母さんたちのフリーマーケットでは、お母さんたちが、これまでたくさん準備してくれてきたことに感謝をしながら、様々な種類のお店に刺激を受け、自分の欲しいものをよくよく考えながら、お買い物を楽しむことができました。
そして、フリーマーケットの翌日、私たちのフリーマーケットはいつにしようかと、話し合いが始まりました。すると、「私も、お店やさんやりたいと思ってるの!」「僕も、作りたいもの決めているんだよね。」と、Jくんの話を受け、もうすでに考え始めていた子どもたち。
Jくんだけでなく、お店をやりたい人、お客さんをやりたい人、それぞれで考え、準備をしようということになりました。その日の、帰りの集まりで、どんなお店を考えているかを聞いてみると、「私と○○ちゃんと、○○ちゃんで、アクセサリーのお店をしようと思っています。」「僕と○○くんで、かっこいい剣をつくろうと思っています。」「僕は、○○のお店をしたいと考えていますが、一緒にやってくれる人は、いませんか?」などなど、一日の中(金曜日の午前教育の数時間)で、考えてきたことの話し合いが行われ、お母さんたちのフリーマーケットの刺激の大きさと、生活発表会で得た自信が重なり、更に仲間と、次の目的に向かっていこうとする、力強さを感じました。
クリスマスのアドベントシーズンに入り、クリスマスの準備と共に、フリーマーケットの準備が本格的に始まりました。一緒にお店をする仲間とどんな風に作るかを考え、材料探しをしたり、着々と準備が進められていきました。また「お母さんのフリーマーケットの看板を借りてきた!」「お兄ちゃんが、こんなこと言っててさぁ。」と、ご家族からのご協力もたくさんしていただきながら、盛り上がっていきました。日にちが近づいてくると、初めはお店をしようと思っていなかった子たちも、友だちの刺激を受けて、仲間に参加しだしたり、大変そうなお店を手伝ったりする様子がありました。そして、Hちゃんからは、「お金を作れなかったり、お金がなくなって、困った小さい子たちのために、銀行があったらいいと思います!」と提案がありました。開店のぎりぎりまで、大忙しでした。商品作り、看板作り、銀行のお金作りと、ゆり組みんなで、力と心を合わせたお店となりました。
お母さんたちのフリーマーケットの時のように、ホールにテーブルを並べ、ステキにディスプレイをし、わくわくドキドキしながら、開店の放送を待ちます。「これから、こどもフリーマーケットを始めます!慌てないで、ホールに来てください。」と、IYくんの放送がかかりました。
ビーズのブレスレット屋さん、熟練の技を使って作った数々のチラシの剣や銃、かわいい絵、ドングリを入れたマラカスの楽器、飛ばない紙飛行機(飾り用と説明あり)、紙鉄砲、毛糸のポンポンや毛糸入りのまくら、ガチャガチャのゲーム付きのお店、紙コップのクラッカーなどなど、数々の商品が、売り出されました。「いらっしゃいませー!!ここは、○○屋さんです!」「おすすめは、こちらですよ!」「これは、一点ものです!」「お金なくなっちゃた?大丈夫!銀行あるよ。」「あと、少しになってきました!」など、お母さんたちの言葉を真似ながら、マイクを使って呼び込みをしたり、小さい子たちに、優しく買い物の仕方を教えてあげたりと、大忙しのお店屋さんでした。商品が、続々と売り切れとなり、全部のお店が完売し、閉店をしました。同じお店の仲間同士、やったね!と、喜び合いながら、他のお店を応援し、全部のお店が売り切れになったことを喜び合いました。
お客さんが全員帰った後、一人ひとり、感想を伝え合いました。「たくさん、お客さんが来てくれて、びっくりしました。」「みんなが、買ってくれて、うれしかったです。」「お客さんが来てくれるか、ドキドキしました。」「作るときは大変だったけど、楽しかったです。」などなど。そして、フリーマーケットをやろうと言ってくれた、Jくん、一緒にお店をやろうと準備をしたお店屋さん、たんぽぽ、つぼみ、わくわくさんが、お客さんになってくれたこと、『みんながいてくれたから楽しいことが出来たのだ』ということに、「ありがとう」の感謝の気持ちを確かめ合い、Jくんの、「これで、子どもフリーマーケットを終わります!」の言葉で、閉幕をしました。ゆり組が、みんなで力を合わせ、知恵を出し合い、ひとつになって、取り組めたことでした。
その後、「小さい子たちは、本当に、喜んでくれていたのだろうか」と、気になった数名が、他クラスに向かい聞きに行っていました。「楽しかったよ。ありがとう!って言われたよ。こちらこそ、ありがとうって伝えたよ。」「本当によかった!」「ありがとうでいっぱいということは、愛でいっぱいということだね!」「心のろうそくの火、ついているからね。」「今日も最高の日!幸せだなぁ~!」etc...。
仲間と目的に向かって乗り越えていく楽しさや達成感を、さらに、深め、自分たちの心の中には、「仲間を大切にして幸せを感じる、愛の心」があるのだということを、また改めて、感じ合いました。

「さぁ!今度は、ピザ窯だ!!」
一呼吸置く間もなく、また、新しい目的に向かい始めています。(ゆりさん!クリスマスの準備が間に合わないと焦るのは教師だけです。)
クリスマスの準備、ピザ窯つくり、大きな絵を描いている人も、新たな宇宙船が気になっている人も、踊りがしたい人も。心の中の、愛のロウソクのあかりを大切にしながら、今学期も終業式のギリギリまで、全力で駆け抜けます。
 今学期も、保護者の皆さんには、ご理解と沢山のご協力を、ありがとうございました。
 クリスマス会、残りの2学期もよろしくお願いいたします。