ゆり便り

ゆり便り

on 8月 4日, 2020

 先日は、お忙しい中「後援会総会・お楽しみ会」に来て頂き、ありがとうございました。
 子どもたちは、毎月の誕生会を通し、生まれてきたことを考え合いました。その後、写真絵本を見て、自分がどうやって生まれてきたのかを知った時、生まれる前から大切に守られ、愛されてきたことに改めて気づきました。礼拝の中で自分の命の大きさを知り、こんなに小さい命から、ここまで大きく元気に育ったことを確認し合った時、自然とお母さんへの感謝の思いが溢れ、今回の計画が立っていったのです。「プレゼントをあげよう」「楽しい私たちの海賊のゲームも喜ぶんじゃない?」「うたのプレゼントもしようよ」「ぎゅ~ってしよ」「ありがとうって伝えよう」など、子どもたちから、お母さんを思いやった考えがたくさん出てきました。又、プレゼントを作りながら、自然と「生まれる前から神様に守られてきた~♪」と、誕生会の礼拝でうたう讃美歌を口ずさんだり、お母さんに思いをめぐらし「ママはよく怒るけど、それって意地悪じゃなくて、間違った知恵が加わらないように怒ってくれるんだよね、それも愛だよね」と、礼拝で学んだ聖書の言葉と重ね、思いをプレゼントに込めて、丁寧に作り上ていったのでした。

子どもたちから、「生んでくれたことに感謝したい」「育ててくれたことにありがとうする」といった言葉が聞かれました。私は、この幼児期に、自分の誕生を喜び、母に感謝できる子どもは、なんて豊かなんだろうと思わずにはいられません。愛されていると実感して、生きていけるからです。
 今回の会が終わった後、大成功だったと興奮気味に部屋に戻ってきた子どもたちからは、「お母さん、すごく喜んでいた!」「泣いて感動していた」「チューしてもらった」「ギューしてありがとうって言ってくれた」「僕、お母さんに愛されている!」「いや、僕もお母さんのこと大好きだから、愛し合っている」「ママと愛でつながっているんだ!」と、感謝する心だけでなく、お母さんを愛し、愛されている自分も味わい、愛し合う喜びも深く、心に刻むことができました。

 6月に幼稚園が再開して、初めてゆり組で礼拝した時に、「自分がしてもらいたいことはなんだ」と問いかけられた時、子どもたちからは、「優しくしてほしい」「楽しくしてほしい」「愛してほしい」「大事にしてほしい」「あそんでほしい」「育ってほしい」などの発言がありました。1学期は、「自分がしてほしいことは、他の人にもそのようにしてあげなさい(ルカ6:31)」「ますます知恵が加わり、背丈も伸び神と人から愛された(ルカ2:52)」この2つの聖句を礼拝でかみしめ、考え合ってきました。「自分の心はどうなのか」を見つめてきたからこそ、「自分の愛の知恵」を使って、お母さんが喜ぶことを考え、計画し、実行できたことでした。また、そのような自分であったことに嬉しさを感じている子どもたちです。会が終わった今、お母さんに感謝を伝えられたことで終わらず、「友だちとはどうなのか」、「仲間と愛し合えているのか」を問いかけています。言葉の失敗をして、友だちから「愛の知恵はないのか」「そんな心でいいのか」「言葉にはパワーがあるんだよ。嬉しいことを言えば、友だちも嬉しくなるし、嫌な事を言えば友だちも嫌な気持ちになる」など、友だちに指摘されながら、また、友だちの失敗を自分事として捉えながら、今一度、自分の心を見つめさせているところです。

1学期は、ゆりの海賊はパワーアップするんだ!と、海賊船を大きくしようと仲間と計画が立てられ、色んな人が出たり入ったりしながら分解し、組み立てが始まっていきました。どう組み立てるのがいいのか、たくさん思いを伝え合い、進行具合を必ず仲間に伝え合いながら進んでいきました。形が出来てくるとイメージも広がり、今度は出航するための、船の舵が必要になり、大工に挑戦し、舵ができると「おもかじいっぱい!」「よーそろー!」の言葉の掛け合いを楽しんで、仲間を更に感じ合っています。空想を盛り上げる仲間もいて、魔女や幽霊船が現れ、戦いに行ったり、海の中を走ってレースをしたり、同じイメージをたくさん共有してきました。海賊の好物のべっこうあめパーティーも計画しており、それぞれにアイディアを出し合って、計画しては実行し、また次の計画へと続いています。
始めは、出たり入ったりバラバラしていた海賊でしたが、子どもたちが、海賊船がどこまででき上ったのか、新しく付けたもの、これからみんなと計画したいことを必ず学級で共有してきたことで、みんなの海賊船、自分の海賊船、自分はゆりの海賊の仲間なんだ!と、だんだんと勢いがつき、まとまりが見え始めました。 
海賊船の旗を作る時、必ず仲間がそばにいてくれたこと、畑でとれたみずみずしいきゅうりの塩もみを食べて、パワーアップして海賊レースをする時、まだキュウリを食べていない仲間がいないか確認し、取っておいてくれた事、学級の中の自分の存在を色々な出来事から味わってきました。
2学期は、海賊遊びを更に展開させ、仲間と何度も相談したり、自分の思い、友だちの思いをより深く味わわせ、だんだんと、自分も仲間も大切にできる学級になるように深めていきたいと思っています。

コロナウイルスの影響で、1学期が半分も失われ、私自身も、この2か月で経験させたい、育てたいと焦り、右往左往してきました。様々な不安の中、色々な制限や変更があるにも関わらず、たくさんのご理解とご協力を頂き、温かく見守り、支えて下さった事、深く感謝いたします。ありがとうございました。2学期も、どうぞよろしくお願いいたします。