元気に元気に外遊び 

元気に元気に外遊び 

on 8月 3日, 2020

 子どもたちが、幼稚園という環境に少しずつ慣れてきました。積極的に戸外に出て、目に入ったものにかかわり、好奇心のテレパシーをビンビンにしているところです。私は、戸外に目を向けさせ、子どもたちが戸外遊びの心地よさを感じられるよう、また、思い思いに心を開放させて遊びを楽しめるようにと願い、支えていきました。
まずは、大好きな砂場遊びに向かっていく子どもの砂場遊びを広げられるよう、『水』という新しい素材を投げかけ、その心地良さや、水で遊ぶ面白さを感じさせていきました。
2歳児の特徴に「ひとり遊び」があります。まずは、自分のやりたいことをやりたいようにして遊んでみる。とことんやってみるというのがあります。また、偶然関心をもった「子」が加わり、「見たことある」「知ってる」から、「同じ学級にいた」「〇〇君だ」といったように、細かな情報へと広がっていき、遊びを通して「友だち」という、新しい世界を知っていくのです。
砂場遊びを通し、よく知ってはいないけれど友だちと出会い、友だちとの関わりや友だちの刺激を受け、遊び方も変化していきます。今後も、家ではできない、ダイナミックに遊ぶ楽しさを味わわせていきたいと考えています。毎日のお洗濯をありがとうございました。
いろいろな遊びがありましたが、水遊びの日のことを書き留めてみました。
    
<水遊びより 6月下旬>
○砂場の横に置いてあるタライに、シャワーで水を入れると、ぐるぐる回る水の様子に驚き、その不思議さに言葉もなく、じっくり見ていました。シャワーを止めると、ある程度たまった水は、動きを失い、子どもたちは早速、水に手を突っ込んで触り、次第に水をすくう道具を駆使し始めました。

<水を入れている時>
・「ぐるぐる!!」
・じっと、様子を見ている子→水の渦巻きの流れを観察。
・「いっぱいに、なってきた!」→量が増えていくことに注目。

・泥のついた手を、水の中に何度も繰り返し入れてみる子。→きれいになる様子を確かめながら、水の心地よさ、勢いを感じる。

<水が溜まってくると…>
○水がたまっていくと、誰も言葉を発せず、ひとり遊び(試し遊び)が始まりました。
・スコップや、おたま、お皿など、いろいろな道具を使って、水をすくってみる。
→水をすくうための試行錯誤。
・小さい入れ物から、大きい入れ物に入れてみる子。→いろいろな入れ物に入れ替える事を楽しむ。あふれることも楽しい。

・すくった水を、入れ物にいれて、いっぱいになるのを楽しむ子。→量に注目し、増えていく楽しさ、達成感を感じる。
砂に混ぜて、お料理づくりを楽しむ子。→砂と水が混ざり合う楽しさ、砂場遊びの広がりを楽しむ。

○じっくりと集中して遊ぶ子どもたちです。私は、表情や、少しの言葉から、子どもたちの表現する「うれしい!」「できた!」「気持ちいい」「うまくいかない」などの気持ちに寄り添いながら、言葉を添えて共感し合うことを楽しみました。動作と、気持ちと、言葉が一致する経験をしていきます。

7月上旬
○同じ場所にタライを置き、シャワーを持っていくと、数名の子どもたちがすぐに集まってきました。前回の経験から、遊びに期待をもっていることが分かります。一緒に水の準備をしながら、水の量に注目させていきました。

<水を入れている時>
「もっと、いっぱいにして!」
「いっぱい!いっぱい!出ちゃう。」
「いっぱいになった!」
・水しぶきを感じながら、気持ちよさそうに、様子を見る子もいました。

<水が溜まってくると…>
○前回同様に、手を入れて触ったり、スコップなどですくったり、様々な工夫が盛んに見られるようになりました。
・前回同様に、触ってみる、すくってみるを楽しむ。
→繰り返し、楽しむ。探求。
・より大きい入れ物にいれようとする。→工夫・重さを感じる。

・料理づくりに。→砂場遊びを発展させた遊び。砂場の奥で遊んでいるつぼみ組の魔女スープの真似をする。
・じょうろを使って。周りの子も欲しがる。→情報をキャッチし自分のものに。友だちとの関わり。

子どもにとって、繰り返し何度も楽しむことができる環境は、何度も試せることが保証されているということです。水の量に注目しながら発展が生まれ、様々な道具を使った遊びになっていきました。さらに、新しいことへの関心や周りに目を向ける余裕も生まれ、友だち使っているものに注目し、場を共にした友だちとの関わりも生まれていきました。
「見ててごらん!」「触ってごらん!」と言わなくとも、「見てみる、触ってみる、水をすくう」などの2歳児なりの好奇心や探究心・試行錯誤が生まれていきました。教師が、子どもの思いに寄り添い、共に楽しんでいくことで、「自由な遊びの入り口」を心地よく感じながら、周りに子どもがたくさんいる中でも、一人遊びに没頭して遊び込んでいきました。心が揺れ動き、様々な考えが生まれるためには、十分な遊びの時間と内言を楽しませることだと考えています。
「自由なあそびの入り口」を楽しみ始めると、 「もっとこうしたい」「これは何かな?」といった好奇心や工夫が生まれ、時には、周りの情報をキャッチして試していこうとします。周りに目が向き始めると、情報をキャッチする力は強くなっていくと感じました。何度も繰り返し、遊びの工夫が生まれ、周りの模倣や情報を取り入れるなど、より深く遊びを楽しめるようになっていくことが分かります。また、友だちとかかわり、友だちを知り、更には一緒に遊ぶことへとつながっていくのです。
不思議→楽しい→もっと→もっと楽しい→もっと…、言葉での表現が出てこない子もいますが、表情や行動で、その思いを感じられます。心のうずまきが動き出す瞬間の、わくわくする心地よさを大切にすることが、これからの『遊びを楽しもうとする気持ち』につなげられることになるのです。
遊ぶ子は、育ちます。心にたくさんの「楽しい」が詰め込んでいるからです。詰め込んだ「楽しい」は、こうしたら楽しいんだよ」という知識を学んでいます。私たちは、その経験を積み重ねて、豊かな子どもに育てていきたいと思うのです。ですから、幼稚園に登園してきたら、家では経験できない遊びを友だちとたくさん遊ばせ、一人ひとりのもっている個性を発揮させて生かしていきたいと思うのです。保護者の皆様は不安な気持ちで始まった、幼稚園生活だったことでしょう。ご協力をありがとうございました。また二学期に、経験が重ねられ、もっと友だちを意識していく事で豊かに過せるよう、支えていきます。また、宜しくお願いします。