学級の様子 ~たんぽぽ組~

3学期が始まってすぐから、つぼみさんと一日入園の相談をしてきました。自分たちが小さかった時のことを振り返り、その時の気持ちを話し合いました。今となっては、そんな時もあった、と笑い話になっていました。次に、小さい子たちのために、何ができるだろうと考え合いました。“抱っこしてあげる” “プレゼントをあげる” “遊具で遊んであげる”など、たくさんのアイディアが出てきました。全て、自分たちがしてもらってきたことでした。相談を重ね、準備してきましたが、長い時間でも真剣に取り組む姿に、うっすら年中の終盤らしい頼もしさを感じました。「新しいゆりさん」として、つぼみさんをリードしながら迎えた当日、母親と離れて泣きじゃくる子たちに、自分たちなりにあれやこれやと手を尽くし、それでも泣き止まずに悪戦苦闘。小さい子たちをお世話することは、簡単なことはないのだということに気づいたのです。そこに、ゆりさんが助けに来てくれました。後半から、たんぽぽさんの小さい子への関わり方が変わってきました。ゆりさんの真似をして、目線を合わせ、優しく声をかけ、見守り、寄り添いながら一緒に遊ぶ。この光景を見て、成長してできるようになることもあるけれど、愛の心は、こうやって何年も何年も、こひつじ幼稚園の子どもたちに伝わってきたのだろうと、私が学ばせられたのでした。一日入園が終わってから、とても頑張ったこと、自分たちが大きくなったことを喜び合いながらも、「ステキなゆりさんみたいになろう」と様々な思いを巡らせる子どもたちの顔は、年長の顔に近づいていると感じました。

 

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