「楽しい時」は、過ぎていく(2014/07/18 NO.5)

先日卒園児が、私の好物のマーブルチョコレートをお土産に遊びに来ました。学校の先生のこと、友だちのこと、悩んでいること、幼稚園の想い出も、マーブルをつまみながら話をしました。いろいろと大変なのだなあと聞いていましたら、おひさま広場の子どもたちが「そんなにマーブル食べて、お腹痛くなって、病院に行って点滴しておいでー!」と、私の苦手なことを並べて叫び、大笑いして行ってしまいました。小学生は、「ああ、こういうのがいいなあ。もう、過ぎちゃったな」と、ため息をつきました。

スーパーで、大量のそうめんをカゴに入れていましたら、「夏祭りでしょ。流しそうめん楽しかったわ。園庭に家を作っているでしょ。走っているでしょ。いたずらしているでしょ。うちの子5年生になっても、流しそうめんが話題になるの。懐かしい。忘れられない。全部楽しかった。つらい時、悩んだ時、幼稚園の道を通ることにしているの」と、卒園児のお母さんが一息に話してくださいました。

この一学期、教師間で、どんなにたくさんの子どもの話をしてきたことでしょう。どのような遊びを仕掛け、どのようなことを学ばせていこうか、また、子どもが創る遊びの、どこを大事にし、盛り上げていくかということも、個別に、学級として、園全体としてと、色々な角度から話し合ってきました。一人の人として、しっかり立つために、かかわりが深まればこそ、もめ事も必至です。人とかかわる力が育つよう、支えてきました。それぞれが身につけた個々の力は、豊かな集団を育てます。みんなで踊り、体操をするその姿は、表情が豊かで、表現を自由に楽しむ子どもたちの集まりです。心を開放し、今を精一杯生きています。上記の卒園した子たちも、保護者たちもそうでした。ぎりぎり精一杯を楽しんだ仲間でした。色々な心が揺れたからこそ、この時代を懐かしく楽しく思い出せるのでしょう。

年長ゆり組では、「チャンスは何度でもある。でも、チャンスに挑戦する気持ちが大切だ。その気持ちがないと、そのまま過ぎて行く。チャンスは行ってしまうのだ。それを自分が決める」と、話しています。ある子は、「今日俺は、サッカーのワールドカップの試合をした。2戦目をしようかと迷ったけど、あんまり暑いから、プールに入った。俺はチャンスにしたんだ」と。「明日こそ、キラキラガールズをする」と目標を立てて、帰って行った子もいます。なんて幸せな子たちでしょう。
夏祭りの前日、 女①「ああ、楽しいことがどんどん過ぎる」、男①「楽しいことは、ゆっくり来て、さーっと行ってしまうんだよ」、男②「チャンスが過ぎるってことだ」。こんな子ども同士の会話に胸が熱くなります。

夏休みに入ります。家庭では、幼稚園のようなダイナミックな遊びをというわけにはいかないと思いますが、子どもに育ってきた自信や、心は大事にできますね。2学期、安定した心で幼稚園に戻ってこられるように、そして元気にお会いできますように、と願っています。私たち教師も、少し休ませていただき、2学期の遊びを計画し、また一つになって、子どもの心と向き合っていきたい、と願っています。お元気にお過ごしください。

<8月の行事予定>

8月7日(木)とっても暑いおひさま広場(夏季保育)「かき氷」大会
8月8日(金)とっても暑いおひさま広場(夏季保育)「インディアンパン作り」
8月20日(水)始業式
10月3日(金)  第57回 北海道私立幼稚園教育研究大会、札幌ブロック大会、第46回 札幌市私立幼稚園教育研究大会    公開保育園