新しい年の祈り  (NO.11)

「やっと幼稚園が始まった」と、思った方が多かったのではないでしょうか。過去に記憶がない雪の少なさに、気候変動が気になったり、これから来る夏の水不足が心配になったりします。保護者の皆様も、子どもが外で遊ぶのに雪はないし、なかなかエネルギーを発散させられず、持て余す子どもの身体と母親の気持ちのコントロールに苦慮されていたことでしょう。それでも頑張ってここまで来ましたね。3学期には、心も身体ものびやかに、思い残しのないように過ごさせていきたいと思っています。同時に一年の締めくくりをしっかりと味わわせたいものです。引き続き、ご協力をお願いします。
私は、見た目と違って、出掛けることがあまり好きではなく、休日は家であれこれと思うままにしているのが好きです。昨年末はとても忙しく、身体も心も疲れ果てていました。ですから、のんびりと過ごそうと考えていました。一方、主人は、私とは正反対で、休日には、ドライブでも旅行でも気軽に出かけるような人で、ついていけば楽しいことは分かっているのですが、出不精な私は、抵抗したり引きづられたりが常なのです。暮れの押し迫った或る日、主人が、「すばらしい光を見に行こう。びっくりするよ」と誘ってくれたものの、私は、「疲れているから、見たくない」と言いました。それなのに「友だちを誘おう。きっと喜ぶよ」と、諦めず誘うのです。私の親友は、「行くよ!」と、快く一つ返事。仕方なく三人で、朝5時から、真っ暗な道を、東へ東へと車で走りました。2時間も行くうちに、だんだんと暗い闇の世界が朝焼けと陸地に分けられ、森の木々が切り絵のように浮き出てくるその美しさに、親友と深く感動したことでした。ところが、主人は更に先を急いでいました。時間を気にしながら・・・。目的地に到着して、その訳がやっと分かったのです。マイナス12度の、静寂な、寒い朝、「すばらしい光」が正面の湖水からゆっくりと昇ってくるのを目の当たりにしました。その神秘さに言葉も出ませんでした。その「すばらしい光」を三人で存分に分かち合いながら、私は、「見たくない」なんて言わなければよかったと思いました。「全ての人を照らすまことの光があって、世に来た」という聖書の一節を思い出しました。全ての人に、平等に、朝日は昇ります。全ての人の心に、光は照り輝きます。心が暗く閉ざされようと、身も心も疲れ果てていようと、うちのめされるような出来事に傷ついても、私たちには希望の光を求めて生きることが許されています。新しい年に、命の光が満ち溢れますように、明るい道を歩み続けられますように、祈ります。

*2月の予定*

3日  豆まき
   個人懇談(希望者のみ)
4日  CDジャケット撮影日
6日  一日入園・説明会
10日 社交ダンスLive
   なにぬねのの日
13日 誕生会
19日 CDレコーディング
20日 卒園旅行
21日 なにぬねのの日
25日 身体測定
27日 お別れ会
28日 ありがとうLive&ゆりだけのぽんちきの会